プログラミング学習サービスは多岐にわたりますが、この記事では人気のコードキャンプについてまとめます。
この記事の内容
コードキャンプ(Code Camp)とは

コードキャンプ(Code Camp)とは、オンラインでマンツーマン指導してくれるプログラミングスクールです。
300社を超える企業の研修にもCodeCampの授業が利用されていて、累計受講者数は30,000人以上。
レッスン満足度は96.6%とかなり高い。
満足度96.6%とか嘘でしょ?と思う人もいるかもしれませんね。
全くの未経験の私も実際に6ヶ月のプレミアムコースを受けて、サイトを運営したり自動化プログラムを組んだりできるようになったので高評価なことも頷けます。
感想は後ほど。
そもそもプログラミングとは?

「プログラミング」とは「プログラム」を作る作業のことで、「プログラム」とはコンピューターが動作するための指示(命令)のことです。
例えば、画面に文字を表示するには、
表示しなさいという指示 ”表示したい内容”
というような書き方をします。
プログラミング言語によって「表示しなさい」という指示が異なりますが、代表的なものをあげると下記のとおりです。
document.write("Hello world!!");
System.out.println("Hello World!");
print("Hello World!")
echo "Hello World!";
puts "Hello World!";
#または
print "Hello World!";
System.Console.WriteLine("Hello World!");
printf("Hello World!");
printf("Hello World!");
これらのプログラム(コード)を実行すると、画面に「Hello World!」と表示(出力)されます。
意外にも簡単ですよね。
これは一番最初に学習することなのでこれだけできてもあまり意味がありませんが、四則演算(+-×÷)や
・順次(上に書いたコードから順番に処理をする)
・条件分岐(もしも~の条件に当てはまったら、・・・の処理をする)
・繰り返し(同じ処理を繰り返す)
ができるようになるとその後に不可能なことはありません(もちろんコンピューターで処理できるものに限ります)。
これだけ?と思うかもしれませんが、基本的にはこれだけです。
もちろん細かい処理をするためには他にも色々と学ぶ必要がありますが、わからないことはネットで検索をすれば大体解決できます。
でも英語ができないし...なんて人も安心してください。
私たちにはGoogle先生がついています。
Google chrome というブラウザ(ネットにつなげるためのツール)を使えば自動翻訳をしてくれます。
ではコードキャンプについてみていきましょう。
😀コードキャンプで学習するメリット😀
完全オンライン
・通学不要なので都会・田舎関係なく日本全国どこにいても同じクオリティの授業が受けられる。
・全ての人が自分の生活リズムに合わせて、365日好きな時間に学習できる。
※授業は朝7時〜23時まで。
だからこそ、
「忙しくて通学する時間がない」「地方在住で周りにプログラミングスクールがない」
という人でも受講できます。
個別指導
通学型のプログラミングスクールでは、1部屋につき講師が数人しかいないということがありますが、コードキャンプでは無料ビデオ通話(ハングアウト)を使ったマンツーマン指導なので、「聞きたいことを聞きたいときに」質問することができます。
ハングアウトでは自分のPC画面を共有し、エディタに書いたコードを講師に見てもらいながら質問できます。
※マルチモニターの人は共有する画面を選択できます。
※カメラ無しでも大丈夫です。
豊富なカリキュラム
HTMLからイラストレーターまで幅広く学ぶことができるので、自分のやりたいことに合わせて学習を始めることができます。
各言語の受講後には実践的な課題があり、完全に習得するまで何度でも課題の添削が受けられます。
値段が安い
全ての言語を受講することができるプレミアムプラスコースを2ヵ月受けるとすると398,000円ですが、他のプログラミング学習サービスと比較しても費用は安い方です。
講師を選べる
200人以上いる講師の中から授業をしてくれる人を選択できます。
※コードキャンプでは予約システムを採用しています。
人気の講師に予約が殺到しがちなため、私は1週間前から予約をしていました。
😀コードキャンプで学べること😀
HTML/CSS

サイトの骨格と色などのデザイン。
HTMLはwebサイトの構造を決める言語です。webサイトに文字や画像を表示させます。webサイトでHTMLを使っていないものはほとんど無いほど不可欠です。
CSSはwebサイトの見た目を装飾する言語です。背景や文字の色や余白を調整しデザインを決めることができます。
Java Script

サイトの画面上に動きをつける。
JavaScriptはボタンクリックなどのようなユーザーの動きに応じたwebサイトを作ることができる言語です。
jQuery

jQueryはJavaScriptをより簡単に記述できるようにしたファイル(通称:ライブラリ)です。基本的にJavaScript + jQueryとセットで扱います
Bootstrap

サイトのデザイン。スマホ対応デザインが簡単?
Bootstrapは簡単に見栄えのいいwebサイトを作れるひな形です。あらゆる画面サイズに対応したレスポンシブwebデザインも学べます。
Swift

iOS専用アプリを作成する言語。
SwiftはApple社製品上で動作するアプリケーションの開発専用の言語です。iPhone、iPad、Mac上で動作するアプリケーションを作成することができます。
Android Java

アンドロイドアプリを作る言語。
AndroidはGoogle社が作った、スマートフォンを動かすための基本ソフトのことです。AndroidアプリはJavaを使ってプログラミングを行います。
PHP

サイトの裏側の動きをつける。
PHPはインターネットで利用できるサービスで広く使われている言語です。構文がシンプルでプログラミング未経験でも学習しやすく気軽にwebサイトを作成できます。
MySQL

MySQLは世界でもっとも利用されているデータを管理するシステムです。webサービスの開発ではよくPHPと一緒に使用されます。データの保存・取り出しなどに使います。
Ruby

Rubyはwebアプリケーション開発で多く使われる言語です。少ない記述量でプログラムを組めるなどの特徴があります。開発者が日本人の為日本語の参考資料も豊富です。
Ruby on Rails

Ruby on RailsはRubyを使ったフレームワーク(システム開発を楽に行えるように用意された、ひな形のこと)です。開発効率の良さから特にスタートアップの企業に人気です。
Java

Javaは大規模開発やAndroidアプリ開発に多く用いられるプログラミング言語です。Javaを用いたプログラミングの基本スキルを学びます。
Javaのファイル操作やネットワーク通信、データベースアクセスなどの実践スキルを学びます。
Javaサーブレット

Javaサーブレットはwebアプリケーションを開発をするための技術です。ショッピングサイトやオンラインバンキングなどを始めとする、使う人の入力した内容によって表示内容が変わる「動的な」webサイトを作れます。
Photoshop

Photoshopは写真を加工・合成したり、美しいグラフィックを作ったりすることができる画像編集ソフトです。プロのデザイナーがwebサイト制作の現場で使用しているソフトで画像加工を学びます。
Illustrator

Illustratorはロゴやアイコン制作、レイアウトで使用するソフトです。webサイトの制作現場では、Photoshopと併せてIllustratorも使えることが望ましいです。
何を学習すればいい?
やりたいことが決まっている人はそれに合わせて学習するコースを決めれば良いですが、特にやりたいことがないけど「とりあえずITに興味がある」「これからはプログラミングができなければ将来が不安…」という人はすべてのカリキュラムを受講することができるプレミアムプラスコースを選びましょう!

私自身もやりたいことが見つからずに、ただなんとなく日々の仕事をこなし、なんとなく生きている状況でしたが、コードキャンプのプレミアムプラスコースでプログラミングを学んでからは「どうすればもっと便利になるのか」「どうすればもっとラクができるか」を考えるようになりました。
事務の仕事中にプログラムを組んでいるのが上司にバレたときは「給料泥棒仕事しろっ!」なんて注意されましたが、完成したプログラムをその上司の前で実行すると、まさに開いた口が塞がらない顔をしていましたwww。
それ以降仕事中にプログラムを組んでいても、注意されるどころか「今度は何作っているの?〇〇の作業もなんとかならない?」と話しかけられるようになりました←エンジニアではありません。
サイトを運営したい人、Webデザイナーやバックエンドエンジニアとして就職または転職をしたい人はWebマスターコースかデザインマスターコースがおすすめです。

WebマスターコースではHTML/CSS、JavaScript、jQuery、PHP、MySQLを学ぶことができます。
HTMLでサイトの骨格を作り、CSSでサイトのデザインを変え、JavaScriptとjQueryでボタンやイラストを動かすなどの表側(URLのやり取りをしないとき)の動きを付け、PHPで入力した情報を取得するなどの裏側(URLのやり取りをしたとき)の動きを付けます。
プログラミング経験0から、自前でwebサイトを作れるスキルを習得したい方
就職や転職で差別化できるITスキルを身につけたい方
業務でwebサイトの作成やwebサービスの運営に関わる方
に向いていて、
このコースを受講すればインターネット掲示板やオンラインショッピングサイトをはじめログインや検索機能のあるサービスが作れるようになります。
最終作成課題例
料理レシピ検索サイト
インターネット掲示板
カート付きショッピングサイト
ログイン、パスワード認証、検索などの機能

デザインマスターコースでは、PHPとMySQLの代わりにAdobeの写真やイラストの編集ができるフォトショップとイラストレーター、画面を12分割してデザインを変えるブートストラップが学習できます。
未経験からwebデザイン・サイト制作を学び、手に職をつけたい方
在宅・副業・フリーランスなど自由な働き方を目指す方
コーディングスキルを付けてキャリアアップをしたいデザイナーの方
に向いていて、
1つのwebサイトを様々な大きさの画面で綺麗に見せるための「レスポンシブデザイン」や、写真加工・画像作成ツールによる素材作成から、webサイトのレイアウトを調整して魅力的に表現するスキルが身につきます。
最終作成課題例
観光情報サイト
カフェのホームページ
写真加工・バナー・ロゴ制作
レスポンシブ対応のwebデザイン
コードキャンプを実際に受けた感想
学習について
Webテキストを読んだ後に課題をこなして理解を深める一般的な学習スタイルです。
各章がとてもコンパクトにまとまっていて、数章ごとに課題があります。
Webテキストはおそらく講師が市販の参考書をもとに作成しているようなので、市販の参考書で十分理解ができてプログラムをガンガン組める(アプリなどを作れる)人にはコードキャンプは不要かもしれません。
裏を返せば、
・参考書で読んで理解をしたつもりだけど、イマイチ何か作れるレベルには達していない人
・参考書で挫折した人
・自学するのが苦手な人
・最短でプログラミングを学びたい人
・ネットで調べてもよくわからない人
などには必須ともいえます。
各カリキュラムの最後には最終課題がいくつか設定されていて、それを完成させると「習得した」とみなされます。
この最終課題の難易度は言語によってまちまちですが、「初級エンジニアにとっては良い問題」「初心者にとってはかなり難しい」というレベルのものです。
これは実際に講師から聞いた話ですが、
コードキャンプは企業の研修にも利用されていて最終課題を解かせるらしいのですが、未経験者が少し勉強した程度では解答できるレベルではないので企業研修で完答した人はいないそうです(私は1年前に受けたので今はわかりません)。
また、一般の生徒の中には自分で考えるのを辞めて全て講師に聞いてしまう人もいるそうです。
それくらい最終課題は初心者にとって難しいものですが、悲観することはありません。
そのために講師がいるのです。
これも講師から聞いた話ですが、
コードキャンプのカリキュラム以外の質問をされても、全員が答えられるとは限らずむしろ少数派とのことです。
しかしだからこそ、カリキュラムのことに関しては全員が熟知していてスムーズに回答してくれます(前回の続きをやると仮定して授業の準備は徹底している)。
授業について
授業は7時~23時までやっていて、事前予約制となっています。
授業の数時間前まで予約が可能ですが、直前にしてしまうと講師の方が授業に出られないことがあります。
私は一度4時間前に予約をした授業をバックレられたことがあります。
それ以降前日には予約をするようになりました。
各授業の進め方は毎回講師が「今日は何をやりますか?」という感じで確認してくるので、やりたいことを伝えましょう。
おすすめの学習のやり方は
・Webテキストで自学を進め
・わからないこと、聞きたいことが2~3つ溜まったら
・予約して授業に臨む
という流れです。
1コマ当たり40分なので、質問が多すぎると時間内に終えることができません。
しかし、質問が1つだと直ぐに解決してしまい時間が余ってしまいます。
講師について
コードキャンプでは各講師の特徴などについて下のアイコンで表示しています。

ゴールド認定・シルバー認定については、「生徒からの評価が高い」と聞いたことがありますが、この人が本当にゴールド?という人は実際にいました。
むしろシルバー認定の人の方がわかりやすいパターンや認定されていない人の方が良い場合もあります。
単に長年勤めていて自然と評価がたまっているだけなのかもしれません。
名誉毀損で訴えられたくないので(笑)、名前を出して批判することはできませんが、「ゴールド認定」「講師紹介」されているというだけで良い講師であるとは限りません。
私は合計16人の講師にお世話になりましたが、三段階で評価すると
教え方の上手い講師が7
可もなく不可もない講師が4
二度と受けたくない講師が5
という結果でした(あくまで主観的な意見です)。
5/16も良くない講師がいると考えるのか、11/16も良い講師がいると考えるのかは人それぞれですが、
とりあえず無料体験を受けてみて受講をするのか検討するのが一番良いです。
合わない講師に当たりたくない場合には、前もって「予約」をすれば良いだけですからね。
人気講師かどうかの簡単な見分け方は、
講師の授業予約画面で講師の授業枠の空き具合を見ればすぐにわかります。
講師の人はほとんどの場合副業として授業を行っているので、授業を行える曜日や時間帯に規則性があります。
その規則性の中で、(特に当日の)満席表示が少ない人はあまり選ばれていない可能性があります。
※人気がないだけで良し悪しは受講してから自分で決めてください。
わかりやすい教え方をしてくれるかどうかの簡単な見分け方は、
講師のプロフィール欄で指導経験があるかを見ることです。
結局のところ、わかりやすい説明をするにはその分野について熟知していて、相手のレベルに合わせて言葉を選び、順序良く組立を行ったり教具(イラストや図など)を自作するしかないんですよね。
指導経験があるひとはその点抜かりないので安心できます。
長々と書いてきましたが、口コミを検索し続けるよりは自分で体験してみるのが一番早いです。
無料なのでプログラミングを学ぼうと思っている方は試しにやってみてはいかがでしょうか?
思い立ったが吉日。早め早めが一番ですよ。